停電時のトイレ問題!困った時に役立つ緊急対策と準備
突然の停電、特に災害時は、電気だけでなく水道や下水道も使えなくなる可能性があります。普段何気なく使っている水洗トイレが使えなくなると、大きな問題になりますよね。
今回は、停電時に困りがちなトイレ問題を解決するための緊急対策と、いざという時に役立つ日頃の備えをご紹介します。
停電時、水洗トイレはどうなる?
停電が起こっても、水道が止まっていなければ、基本的にトイレを流すことはできます。しかし、水を流すには、レバーを引いた後にタンクに水が補充される必要があります。この補充には電気が必要な場合があり、完全に流しきれないことがあります。
また、マンションなどの集合住宅では、電気でポンプを動かして水を供給している場合があり、この場合は断水するとトイレも使えなくなります。
停電中にトイレを使うための緊急対策
もし停電中にトイレが使えなくなった場合でも、落ち着いて以下の方法を試してみましょう。
1. タンクに直接水を補給する
水道が使える場合、バケツに水を汲み、タンクに直接注ぐことで、一時的に水を溜めて流すことができます。
【手順】
止水栓を閉める。
タンクの蓋を開ける。
バケツで水を汲み、タンク内にある「オーバーフロー管(真ん中の筒)」の先端より少し下までゆっくりと水を注ぎます。
レバーを引いて、一気に流します。
2. 便器に直接水を流し込む
タンクが使えない、または断水している場合は、便器に直接水を流し込む方法もあります。
【手順】
4〜6リットルほどの水をバケツに用意します。
水を高い位置からではなく、便器の底に向かって一気に流し込みます。勢いよく流すことで、排水管に詰まった排泄物を押し流すことができます。
注意点:
流す水が少なすぎると詰まりの原因になります。
汚水が逆流する可能性があるので、少しずつ水を流して様子を見ましょう。
排水管が壊れている場合、この方法は使えません。
災害時に備えて!日頃から準備しておきたいこと
停電や断水はいつ起こるかわかりません。いざという時に慌てないよう、普段から備えておきましょう。
飲料水とは別に、生活用水を備蓄する
お風呂の残り湯を捨てずに溜めておいたり、ポリタンクに水を備蓄しておきましょう。
簡易トイレの準備
断水してしまった場合に備えて、凝固剤や消臭袋がセットになった携帯用簡易トイレを準備しておきましょう。
防災グッズの見直し
懐中電灯や食料などと一緒に、生活用水の確保や衛生用品も防災セットに入れておきましょう。
停電時のトイレ問題は、日頃の備えで解決できることがほとんどです。これらの対策を参考に、もしもの時に備えてみてください。