寝ている時に「プシュー」と息を吐くのはなぜ？その正体と対策を解説！
眠っているときに、自分や家族の呼吸が「プシュー」という音を立てているのを聞いて、「もしかして病気？」と不安になったことはありませんか？
この「プシュー」という音、実は多くの人が経験する、ごく一般的な現象です。しかし、中には放置すると危険な病気が隠れているサインである可能性も。
この記事では、寝ている時に「プシュー」と息を吐く原因と、その対策を分かりやすく解説していきます。
「プシュー」と息を吐く主な原因とは？
寝ている時の「プシュー」という音には、いくつかの原因が考えられます。
1. 鼻の通り道が狭くなっている
風邪をひいて鼻が詰まっているときや、アレルギー性鼻炎などで鼻の粘膜が腫れているときに、この音が出やすくなります。
狭くなった鼻の通り道を空気が通る際に、摩擦で音が鳴ってしまうのです。
2. 口呼吸になっている
鼻の通りが悪いときや、もともと口呼吸になりがちな方は、寝ている間に口が開き、舌が喉の奥に落ち込んでしまうことがあります。
この状態だと、空気の通り道が狭くなり、息を吐くときに「プシュー」という音が出やすくなります。
3. 疲労やストレスによるもの
日中の疲れやストレスが溜まっていると、睡眠の質が低下し、呼吸が乱れやすくなります。
深い眠りに入りきれず、浅い眠りを繰り返していると、不自然な呼吸音が出ることがあります。
要注意！「プシュー」の裏に隠された危険なサイン
ほとんどの場合は心配のない「プシュー」ですが、以下のような症状が伴う場合は、注意が必要です。
いびきをかくことが多い
息が止まっている時間が長い
日中に強い眠気がある
起床時に頭痛やだるさを感じる
これらの症状は、「睡眠時無呼吸症候群（SAS）」の可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群とは？
眠っている間に何度も呼吸が止まってしまう病気です。
呼吸が止まることで、体内に酸素が行き届かず、心臓や脳に大きな負担がかかります。高血圧や糖尿病、脳卒中などのリスクを高めるため、早期の発見と対策が非常に重要です。
「プシュー」という音は、呼吸が再開する瞬間に、空気が勢いよく喉を通ることで鳴ることがあります。もし、**「息が止まる→プシュー」**というサイクルが頻繁に繰り返されている場合は、専門の医療機関に相談することをおすすめします。
寝ている時の「プシュー」を防ぐための対策
原因が病気ではない場合、以下の対策を試してみましょう。
枕を見直す
枕が高すぎたり低すぎたりすると、首が曲がり、気道が狭くなってしまいます。自分に合った高さの枕を選ぶことで、気道を確保し、スムーズな呼吸を促すことができます。
横向きで寝る
仰向けで寝ると、重力で舌が喉の奥に落ち込みやすくなります。横向きで寝ることで、舌が喉を塞ぐのを防ぎ、呼吸が楽になります。
鼻の通りを良くする
アレルギーがある方は、病院で治療を受けることで症状が改善されます。また、寝る前に鼻を温めたり、加湿器を使ったりすることも効果的です。
生活習慣の改善
疲れやストレスを溜めないよう、規則正しい生活を心がけ、質の良い睡眠を確保しましょう。
まとめ｜「プシュー」は体のSOSサインかも？
寝ている時の「プシュー」という音は、一時的なものなら心配いりませんが、「睡眠時無呼吸症候群」のサインである可能性も否定できません。
いびきや日中の眠気など、他の症状が伴う場合は、一度専門医に相談しましょう。
心配のない場合は、枕を変える、横向きで寝るといった簡単な対策で改善できる可能性があります。
自分の呼吸音を意識し、少しでも気になることがあれば、早めの対策を心がけてみてくださいね。