焦らないで大丈夫!アフターピル、時間と効果のギモンをスッキリ解決します
予期せぬ出来事があった後、「もしかして…」と不安な気持ちでいっぱいになっているあなた。アフターピル(アフピル)のことを調べているけど、「何時間以内?」「時間過ぎたらどうなるの?」と、たくさんの情報に頭が混乱していませんか?
ご安心ください。この記事では、アフターピルの「時間」に関する疑問を、専門的な内容をわかりやすく、そして親しみやすい言葉で解説します。焦る気持ちを少しでも和らげて、正しい知識を身につけましょう。
アフターピルは「時間との勝負」って本当?
「アフターピルは時間との勝負!」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。これは半分正しく、半分は誤解です。
たしかに、アフターピルは服用が早いほど高い避妊効果を発揮します。しかし、「時間が過ぎたらもう絶対にダメ!」というわけではありません。
重要なのは、アフターピルにはいくつかの種類があり、それぞれ服用できる時間に違いがあるということです。
【72時間以内】タイプのアフターピル
避妊効果のピークは24時間以内
3日(72時間)以内に服用すれば避妊効果が期待できますが、服用が早ければ早いほど効果は高まります。
時間が経つにつれて効果は少しずつ下がっていきます。
【120時間以内】タイプのアフターピル
避妊効果のピークは72時間以内
5日(120時間)以内であれば服用が可能です。
72時間タイプと比較して、服用が遅れても高い避妊効果を期待できるのが特徴です。
性行為から時間が経ってしまっても、諦めずにこのタイプの服用を検討しましょう。
どちらのタイプも、少しでも早く服用することが大切です。しかし、「時間がない!」と焦りすぎて、焦燥感から正しい判断ができなくなるのは避けたいところです。まずは落ち着いて、最寄りのクリニックやオンライン診療を探しましょう。
〇時間後はもう手遅れ?時間のギモンに答えます
「〇時間後だけど、もう間に合わないのかな…」という不安、とてもよくわかります。ここでは、よくある具体的な時間に関する疑問にお答えします。
Q. アフターピルは1時間以内や2時間以内に飲むべき?
A. 可能な限り早く服用するのが理想的です。しかし、1時間や2時間という短い時間で服用しなくても、効果がなくなるわけではありません。焦って無理に急がなくても、正確に服用することが大切です。
Q. アフターピルを48時間後、50時間後に飲んでも効果はある?
A. あります。72時間以内に服用するタイプであれば、まだ効果が期待できます。少しでも早く服用するに越したことはありませんが、諦める時間ではありません。
Q. アフターピルを72時間後、80時間後に飲んでしまった場合は?
A. 72時間タイプのアフターピルは、72時間を過ぎると効果が大幅に低下します。しかし、もし72時間を過ぎてしまった場合でも、120時間タイプの服用を検討するという選択肢があります。まずは医師に相談してみましょう。
Q. アフターピルを服用するのに良い時間帯は?
A. アフターピルは、服用する時間帯に決まりはありません。性行為からどれだけ時間が経ったか、ということが重要になります。いつでも、気づいたときにすぐに服用しましょう。食前、食後、寝る前など、服用するタイミングはいつでも大丈夫です。
アフターピルを服用した後の「時間」について
アフターピルを無事に服用できた後も、「副作用はいつまで続くの?」「いつ頃生理が来るの?」といった時間のギモンが次々と出てくるかもしれません。
【副作用】
吐き気や頭痛などの副作用は、服用後数時間から数日以内に現れることが多いです。
通常は一時的なもので、数時間〜長くても数日で治まることがほとんどです。
もし症状がひどい場合は、医師に相談しましょう。
【次の生理】
アフターピルを服用すると、生理周期がずれることがあります。
服用後、3日〜3週間程度で、普段の生理とは異なる出血(消退出血)があるのが一般的です。
この出血が避妊に成功した一つの目安になります。
ただし、この出血がない場合も避妊に失敗したとは限りません。心配な場合は、服用から3週間後を目安に妊娠検査薬を使用するか、クリニックで相談してみましょう。
まとめ:大切なのは、あなたの気持ちに寄り添うこと
アフターピルの服用は、決して恥ずかしいことではありません。不安な気持ちを一人で抱え込まず、まずは専門の医師に相談してください。
もし時間が過ぎてしまったとしても、諦めないでください。 120時間タイプの服用や、クリニックでの相談など、できることはまだあります。
この記事が、あなたの不安を少しでも軽くするお手伝いになれば幸いです。