お風呂掃除の「困った」を解決!プロが教えるピカピカお風呂の秘訣
「お風呂掃除って、本当に面倒…」「すぐにピンク汚れが出ちゃう」「カビが落ちない!」そんな風に、お風呂掃除に悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?毎日使う場所だからこそ、いつも清潔に保ちたいですよね。
今回は、お風呂のプロが直伝する、効率的で効果的なお風呂掃除のコツをご紹介します!これで、あなたも今日からお風呂掃除の達人に。
お風呂汚れの「正体」を知れば、対策が見えてくる!
お風呂に発生する汚れは、実は大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの汚れの性質を知ることで、効果的な洗剤や掃除方法が見えてきますよ。
1. 石鹸カス・水垢(アルカリ性汚れ)
シャンプーやボディソープのカス、そして水道水に含まれるミネラル分が乾燥して固まったものです。浴槽や鏡、蛇口周りなどに白っぽく付着し、ザラザラした手触りが特徴です。
性質: アルカリ性
効果的な洗剤: 酸性の洗剤(クエン酸など)
2. 皮脂汚れ・湯垢(酸性汚れ)
体の皮脂や石鹸カスが混ざり合った、ヌルヌルとした汚れです。浴槽のフチや床、排水口周りに多く見られます。
性質: 酸性
効果的な洗剤: アルカリ性の洗剤(重曹、セスキ炭酸ソーダ、お風呂用中性洗剤など)
3. ピンク汚れ・カビ(菌汚れ)
お風呂場の湿気と温度が大好きで、あっという間に増殖する菌の汚れです。
ピンク汚れ: ロドトルラという酵母菌の一種で、ヌルヌルしています。放置するとカビの温床になります。
黒カビ: メラニン色素を生成する本格的なカビ。根を張ると除去が難しくなります。
性質: 菌
効果的な洗剤: 塩素系カビ取り剤、アルコールスプレー、酸性・アルカリ性以外の洗剤で対応。
プロが実践!効率的なお風呂掃除の基本ステップ
汚れの性質が分かったところで、次はお掃除のステップです。効率よく、かつ徹底的にきれいにするための順序があります。
ステップ1:換気をしっかり行う
お風呂掃除を始める前に、必ず換気扇を回したり、窓を開けたりして換気を良くしましょう。特にカビ取り剤などを使う際は必須です。
ステップ2:天井・壁・床の順に上から下へ
お風呂の汚れは、上から下に落ちてきます。天井から始め、壁、そして最後に床と、上から下へと掃除していくのが基本です。
天井: 柄付きワイパーにフローリングワイパー用シート(ウェットタイプ)や雑巾を巻き付け、浴室用中性洗剤を薄めた液をスプレーして拭きます。カビがある場合は、カビ取り剤を薄めたものをスプレーし、しばらく置いてから拭き取ります。
注意!: カビ取り剤は目に入らないよう、メガネやゴーグルなどで保護し、しっかり換気をしながら行いましょう。
壁: 浴室用中性洗剤をスプレーし、スポンジやブラシで汚れを落とします。汚れがひどい場合は、カビ取り剤を吹き付けてしばらく放置し、洗い流します。
床: 浴室用中性洗剤をスプレーし、ブラシでゴシゴシと擦り洗いします。目地のカビは、歯ブラシを使うと落としやすいです。
ステップ3:浴槽・鏡・蛇口周りなど
次に、毎日使う浴槽や、水垢が気になる鏡・蛇口周りをきれいにします。
浴槽: 浴室用中性洗剤を使い、スポンジで全体を洗い流します。ザラつきが気になる場合は、重曹を振りかけてスポンジで擦ると効果的です。
鏡・蛇口周り: 水垢が頑固な場合は、酸性の洗剤(クエン酸スプレー)を吹き付けてしばらく置き、スポンジで擦ります。使い古しの歯ブラシで蛇口の隙間を磨くとピカピカになります。
ステップ4:排水口・小物類
汚れや菌が溜まりやすい排水口と、シャンプーボトルなどの小物類も忘れずに。
排水口: 蓋やゴミ受けを外し、髪の毛などのゴミを取り除きます。浴室用中性洗剤やカビ取り剤を使い、ブラシでヌメリやカビをしっかり落としましょう。
小物類: シャンプーやリンスのボトル、椅子、洗面器なども、底や裏側にピンク汚れやカビが発生しやすいので、スポンジで洗い流します。ヌメリが気になる場合は、重曹をまぶして洗うのがおすすめです。
ステップ5:全体を洗い流し、水滴を拭き取る
全て洗い終わったら、シャワーで上から下へと洗剤や汚れをしっかり洗い流します。最後に、スクイージーや乾いたタオルで壁や鏡、浴槽に残った水滴を拭き取るのが、水垢やカビの発生を抑える一番のポイントです。
毎日できる!カビ・ピンク汚れを寄せ付けない予防術
せっかくきれいにしても、すぐに汚れが復活してしまっては意味がありません。実は、毎日ちょっとした習慣を取り入れるだけで、ピンク汚れやカビの発生を劇的に抑えることができるんです!
入浴後は水滴を拭き取る: これが最も重要!入浴後、浴室全体の水滴をスクイージーやタオルで拭き取りましょう。特に、壁や鏡、浴槽内は念入りに。
換気を徹底する: 入浴後はもちろん、日中もできるだけ換気扇を回しっぱなしにするか、窓を開けて湿気を外に出しましょう。浴室のドアを少し開けておくのも効果的です。
冷水シャワーで温度を下げる: 入浴後、浴室全体に冷水をサッとかけると、浴室の温度が下がり、カビが繁殖しにくい環境になります。
小物類は吊るす・水切りする: シャンプーボトルや石鹸などは、床に直接置かず、吊るしたり、水切りカゴに入れたりして、常に乾燥した状態を保ちましょう。
定期的に防カビ剤を使う: 市販されている「防カビ剤」や「カビ防止燻煙剤」などを定期的に使うと、カビの発生を抑制する効果が期待できます。
まとめ:プロのコツで、毎日のお風呂をもっと快適に!
お風呂掃除は、ちょっとしたコツと日々の習慣で、グッと楽になります。汚れの性質に合わせた洗剤を選び、上から下への順序を守り、そして何より「水滴を残さない」「換気をしっかりする」ことが、お風呂をきれいに保つ秘訣です。
今日からこれらのコツを実践して、いつでも気持ちの良いピカピカのお風呂を手に入れましょう!お風呂タイムが、もっと快適でリラックスできる時間になりますように。