健康診断のレントゲン、服装どうする?「透けたくない!」を叶える安心の選び方
年に一度の健康診断。体が健康かチェックしてもらえるのはありがたいけれど、「レントゲン撮影の時、服装ってどうしたらいいの?」って、ちょっと気になりますよね。特に女性の方は、「下着が透けたらどうしよう…」「アクセサリーはつけたままじゃダメ?」など、不安に感じることも多いのではないでしょうか。
今回は、健康診断のレントゲン撮影時に知っておきたい服装のポイントや、安心して臨むためのコツを、わかりやすくご紹介します。これさえ読めば、もうレントゲンでドキドキしなくて済むはずです!
なぜ服装が重要?レントゲン撮影の基本を知ろう
まず、なぜレントゲン撮影時に服装が重要になるのか、その理由から見ていきましょう。
レントゲン(X線)は、体を透過して骨や臓器の影を画像として映し出す検査です。このとき、服やアクセサリーに金属や厚手のプリント、プラスチックなどの素材が含まれていると、X線がそれらを透過しきれずに、画像に「影」として映り込んでしまうことがあります。
この影が、診断の妨げになることがあるため、適切な服装が求められるんですね。正確な診断のためにも、医師や技師さんの指示に従うことが大切です。
これはNG!レントゲン撮影時に避けるべき服装とアイテム
では具体的に、どんな服装やアイテムがNGなのでしょうか?
金属類が含まれる衣類
ブラジャー(ワイヤー入り、金属ホック): これが一番気にする方が多いかもしれませんね。ワイヤーやホックがくっきりと写り込んでしまいます。スポーツブラやノンワイヤーブラでも、金属アジャスターがついているものは避けた方が安心です。
金属ファスナーやボタン付きの服: シャツやズボン、スカートのファスナーやボタン、飾りなども金属製であれば避けるべきです。
ラメや金属糸が織り込まれた服: 見た目には目立たなくても、レントゲンには映る可能性があります。
厚手のプリントや刺繍がある衣類
Tシャツの大きなプリント、セーターの厚手の刺繍などは、X線が透過しにくく、影になることがあります。
特に、胸部レントゲンでは胸元のプリントは避けた方が良いでしょう。
プラスチック製の飾りやボタン
金属ほどではありませんが、プラスチックも厚みがあると影になることがあります。
湿布やエレキバンなど
肌に直接貼るタイプの湿布や、磁石入りのエレキバンなども、金属や薬剤の成分が映り込む可能性があるため、剥がしておくのが基本です。
アクセサリー類
ネックレス、ピアス、イヤリング、ヘアピン、ブローチ、ベルト、腕時計などは、必ず外しましょう。
特にネックレスは、胸部レントゲンに大きく映り込み、診断の妨げになることが多いです。
これなら安心!レントゲンOKな服装のポイント
では、どんな服装を選べば、安心してレントゲン撮影に臨めるのでしょうか?
無地で薄手の綿素材の衣類
最も推奨されるのが、無地のTシャツやスウェット、肌着など、薄手の綿素材の衣類です。
肌に優しく、X線をほとんど遮らないため、画像に影響が出にくいです。
上下に分かれた服であれば、着替えもスムーズです。
ノンワイヤー・ノンホックの下着(心配なら外すか着替える)
ブラジャーに関しては、最近はノンワイヤーでホックもプラスチック製、あるいは全くないタイプ(スポーツブラやブラトップ)も増えました。これらは比較的影響が出にくいですが、医療機関によっては「全て外してください」と指示される場合もあります。
一番確実なのは、検査着に着替えるか、持参した無地のTシャツなどに着替えることです。
下着の色は、濃い色よりも薄い色の方が透けにくいですが、素材の方が重要です。
検査着の利用を検討する
多くの健康診断施設では、検査着を用意しています。心配な場合は、迷わず検査着の利用を申し出ましょう。これが一番手軽で確実な方法です。
ただし、施設によっては検査着が有料の場合もあるので、事前に確認すると良いでしょう。
具体的な服装例と対策
健康診断当日の朝、迷わないための具体的な服装例と対策をご紹介します。
【当日の服装例】
男性:無地のTシャツ、スウェットパンツ、または検査着。
女性:無地のブラトップやキャミソール、その上に無地のTシャツやスウェット。下はスウェットパンツやゴムウエストのスカートなど、ゆったりとしたもの。
【事前準備・持ち物】
着替えを持参する: 自宅から無地のTシャツなどを持参し、レントゲン撮影前に着替えるのが最も安心です。検査着が用意されていても、自分の慣れた服の方が落ち着くという方もいるでしょう。
アクセサリーは外していく: 当日身につけていると外し忘れることもあるので、家を出る前に全てのアクセサリーを外しておくのがおすすめです。
ヘアゴムやシュシュなども確認: 髪を束ねている場合、金属の飾りがないかチェックしましょう。
使い捨てカイロは剥がしておく: 貼っているのを忘れて撮影してしまうケースもあるので注意です。
【Q&A】よくある疑問を解決!
Q1. 補正下着やガードルは大丈夫?
基本的には、ワイヤーや金属パーツ、厚手の生地で体のラインを補正するものは避けた方が良いでしょう。特に胸部レントゲンではブラジャーの影響が大きいです。
Q2. タイツやストッキングは?
足元に金属がなければ問題ないことが多いですが、厚手のものや、ヒップアップなどの機能性があるものは念のため避けた方が良いでしょう。
Q3. ズボンやスカートのウエストゴムは?
一般的なゴムであれば問題ありません。ただし、非常に太いゴムや、金属が編み込まれているような特殊なものは避けるべきです。
Q4. 検査着の下に下着はつけていい?
これは医療機関によって判断が異なります。多くの場合は、無地のノンワイヤーブラやショーツは着用が許されますが、心配であれば事前に確認するか、指示に従いましょう。
まとめ:準備万端で安心して健康診断へ!
健康診断のレントゲン撮影は、正確な診断のために適切な準備が欠かせません。服装選びは、その重要なポイントの一つです。
「透けたらどうしよう」「映り込んだら恥ずかしい」といった不安を解消するためには、
金属や厚手のプリントがない、無地の薄手衣類を選ぶ
アクセサリーは全て外していく
心配なら、検査着を利用するか着替えを持参する
この3つのポイントを抑えておけば大丈夫!
事前の準備をしっかり行うことで、安心して健康診断に臨むことができます。ぜひ今回の情報を参考に、心置きなくご自身の健康状態をチェックしてもらってくださいね!