自由研究で「賞」を狙う!小学生が選ばれるテーマの秘密4選+NG例
夏休みの宿題といえば、やっぱり「自由研究」!どうせやるなら、みんなに注目されて、あわよくば賞もゲットしたいですよね?
でも、「どんなテーマを選べばいいの?」「どうすれば選ばれる自由研究になるの?」と悩んでいる小学生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、過去にたくさんの自由研究を見てきた私が、賞を取る自由研究に共通する「テーマの特徴」を4つと、逆に「これはやめておこう」というNG例を、わかりやすくご紹介します。
自由研究で賞を狙う!選ばれるテーマの4つの特徴
特徴1:身近なギモンから「なぜ?」を深掘りするテーマ
特別なことである必要はありません。普段の生活の中で「これってなんでだろう?」と疑問に思ったことを、とことん調べてみましょう。
例:
「なぜカブトムシは夜に活動するんだろう?」 → カブトムシの生態や活動時間について、観察と文献調査で深く掘り下げる。
「どうして雨上がりの虹は、いつも同じ順番の色なんだろう?」 → 光の屈折や反射の仕組みを、簡単な実験を交えながら考察する。
「スーパーの野菜、どうしてこんなに種類があるんだろう?」 → 野菜の旬や産地、品種改良について調べてみる。
ポイント:「当たり前」の中に隠された「なぜ?」を見つけ、それを解明しようとする姿勢が評価されます。
特徴2:自分で「やってみる」「実験する」が含まれるテーマ
ただ調べるだけでなく、実際に手を動かして実験や観察を行うテーマは、評価されやすいです。結果がどうなるか、自分の目で確かめるワクワク感が大切!
例:
「色水を使って、植物が水を吸い上げる仕組みを調べよう」 → 食紅を使った実験で、水の通り道を観察。
「手作り石けんは、市販の石けんとどう違う?」 → 実際に石けんを作り、泡立ちや汚れ落ちを比較実験する。
「どの植物が一番早く育つかな?」 → いくつかの植物の種を同時に蒔き、毎日観察記録をつける。
**ポイント:**失敗しても大丈夫!「なぜ失敗したのか」「次はどうすればいいか」を考えることも、立派な研究です。
特徴3:「比較」や「変化」に注目するテーマ
何かと何かを比べたり、時間の経過とともに何かがどう変わっていくかを観察するテーマは、結果がわかりやすく、考察が深まりやすい傾向があります。
例:
「同じ野菜でも、育てる場所(日なたと日陰)でどう変わる?」 → プランターで同じ野菜を育て、成長の違いを比較する。
「いろんな種類の紙、どれが一番水を吸うかな?」 → ティッシュ、画用紙、新聞紙などを使い、吸水性を比較実験する。
「氷は溶けるのにどれくらい時間がかかる?(気温による違い)」 → 室温や冷蔵庫の中など、条件を変えて氷が溶ける時間を計測する。
ポイント:「何と何を比べるのか」「何を基準に変化を見るのか」を明確にすると、より効果的です。
特徴4:地域の特色や環境問題に関心を持つテーマ
住んでいる地域ならではの自然や歴史、あるいは身近な環境問題に目を向けるテーマは、オリジナリティが高く、社会性も評価されやすいです。
例:
「〇〇川の水はきれいかな?(水質調査)」 → 身近な川の水を採取し、簡単な水質検査キットで調べてみる。
「地域の昔の遊びを調べて、実際にやってみよう」 → おじいちゃんやおばあちゃんに話を聞いたり、図書館で調べたりして、昔の遊びを体験してみる。
「ごみの分別、どこまでできてる?(家庭や学校のごみ調査)」 → 自分たちの周りのごみの種類や量を調べて、分別の大切さを考える。
**ポイント:**地域の人々との交流が生まれることもあり、学びが深まります。
これは避けたい!NGテーマと注意点
NG例1:「調べただけ」で終わってしまうテーマ
インターネットや本で調べた情報をまとめるだけで、自分の考察や実験がないテーマは、評価されにくいです。
例:「世界の動物について調べました」「歴史上の人物についてまとめました」
**対策:**調べた内容から「なぜ?」を考え、自分なりの疑問や考察を付け加えたり、関連する簡単な実験を取り入れたりしましょう。
NG例2:危険を伴う実験や、専門的すぎるテーマ
火や薬品を使う実験、あるいは小学生には理解が難しい高度な科学テーマは避けましょう。安全第一です。
例:「爆弾を作ってみた」「ロケットを飛ばす実験」など。
**対策:**保護者や先生に相談し、安全で適切なテーマを選びましょう。
NG例3:テーマが広すぎてまとまらないもの
漠然としたテーマは、どこから手をつけていいかわからなくなり、結局中途半端に終わってしまうことがあります。
例:「宇宙について」「生命の不思議」など。
**対策:**テーマを具体的に絞り込みましょう。例えば、「宇宙」なら「太陽系の惑星の大きさ比べ」、「生命の不思議」なら「カタツムリの動きを観察する」など、小さくても深く掘り下げられるテーマが良いでしょう。
まとめ:好奇心と「なぜ?」を大切に!
自由研究で賞を狙うには、「身近な疑問からなぜ?を深掘りする」「実際に自分でやってみる」「比較や変化に注目する」「地域の特色や環境問題に関心を持つ」という4つのポイントを意識してみてください。
そして一番大切なのは、「これを調べたい!」「知りたい!」という好奇心です。お子さんの「なぜ?」を大切に、ぜひ親子で一緒にテーマを考えてみてください。きっと、夏休みの素敵な思い出と、素晴らしい発見が待っていますよ!