ヘルシーって本当?ベトナム料理のカロリーを徹底解説!フォーや生春巻き、麺料理を美味しく楽しむコツ
ヘルシーなイメージが強いベトナム料理。「フォーはダイエット中でも安心」「野菜たっぷりで健康的」と思っている方も多いのではないでしょうか?確かに、野菜やハーブをふんだんに使うベトナム料理は魅力的ですが、中には意外とカロリーが高いメニューも存在します。
「美味しくベトナム料理を楽しみたいけど、カロリーも気になる…」そんなあなたの疑問を解決するために、この記事では、代表的なベトナム料理のカロリーを詳しく解説します。さらに、カロリーを抑えながら美味しく楽しむための裏技や、健康的な食べ方のポイントまで、ベトナム料理を愛するすべての人に役立つ情報をお届けします!
代表的なベトナム料理のカロリーはどのくらい?
まずは、日本でも人気の高いベトナム料理のカロリー目安を見ていきましょう。一般的な一人前の量で算出しています。
1. フォー(Phở)
ベトナム料理の代表格、米粉麺のスープ。具材やスープの味付けでカロリーが変わります。
- 牛肉フォー(Phở Bò):約400~550kcal
- 牛肉の部位(脂身の量)、スープのコク(牛骨の脂、調味料)、麺の量によって変動します。比較的あっさりしたスープの店を選べば、抑えられます。
- 鶏肉フォー(Phở Gà):約350~500kcal
- 牛肉に比べて脂身が少ない鶏肉を使うため、一般的に牛肉フォーより低カロリーです。
ポイント: 麺の量や具材の量、スープの味付け(脂の浮き具合)で大きく変わるので注意しましょう。
2. 生春巻き(Gỏi Cuốn)
新鮮な野菜とエビ、豚肉などをライスペーパーで巻いたヘルシーなイメージの一品。
- 生春巻き(1本):約100~150kcal
- 中の具材(エビ、豚肉、米麺の量)や、添えられるピーナッツソースの量によって変動します。ソースは意外とカロリーが高いので注意が必要です。
3. バインミー(Bánh Mì)
ベトナム風サンドイッチ。フランスパンに様々な具材を挟みます。
- バインミー(1個):約350~500kcal
- 挟む具材(パテ、肉の種類、野菜の量、マヨネーズやバターの使用量)で大きく変わります。肉類やパテ、マヨネーズが多いほど高カロリーになります。
4. ブンボーフエ(Bún Bò Huế)
辛さと酸味が特徴の、牛肉と米粉麺のスープ。
- ブンボーフエ(1杯):約500~650kcal
- コクのあるスープには牛骨や豚足の旨みが溶け込んでおり、油分も多めです。唐辛子やレモングラスが使われるため、新陳代謝を高める効果も期待できますが、カロリーは高めになりがちです。
5. ゴイクン(Gỏi Cuốn)
生春巻きのことですが、地域によっては「ゴイクン」と呼ぶ場合も。上記「生春巻き」のカロリーと同様です。
6. その他の麺料理
- ブンチャー(Bún Chả):約450~600kcal
- 炭火で焼いた豚肉のつくねと豚バラ肉を、甘酸っぱいタレに浸して米麺(ブン)と野菜と一緒に食べる料理。肉の量やタレの甘さによってカロリーが高くなります。
- フーティウ(Hủ Tiếu):約400~550kcal
- 南部で人気の透明な麺を使ったスープ。豚骨や魚介ベースのあっさりとしたスープが特徴ですが、具材の肉や魚介の量でカロリーが変わります。
ベトナム料理をヘルシーに楽しむ5つのコツ
せっかく美味しいベトナム料理を食べるなら、賢く選んで健康的に楽しみたいですよね。
1. スープは「飲みすぎ」に注意!
フォーやブンボーフエのスープは、肉の脂や調味料の旨みが凝縮されており、意外とカロリーや塩分が高めです。もちろん、全部飲むことで満足感は得られますが、カロリーを気にするなら半分くらいに留めるのがおすすめです。特に脂が多めに浮いている場合は注意しましょう。
2. 生春巻きの「タレ」の量に気をつける
生春巻き自体はヘルシーですが、添えられているピーナッツソースや甘いチリソースは、砂糖や油分が含まれているため、かけすぎるとカロリーオーバーの原因になります。つける量を控えめにしたり、ヌクマムベースのあっさりしたソースを選ぶと良いでしょう。
3. 野菜やハーブをたっぷり追加する!
ベトナム料理の魅力は、なんといっても豊富な種類の野菜やハーブ。これらは低カロリーで食物繊維が豊富なので、積極的に追加しましょう。最初に野菜を食べることで満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。
4. 揚げ春巻き(Nem Rán / Chả Giò)は控えめに
香ばしくて美味しい揚げ春巻きですが、油で揚げているため、生春巻きに比べてカロリーが高くなります。
- 揚げ春巻き(1本):約150~200kcal
- 食べすぎには注意し、シェアしたり、生春巻きとバランス良く選んだりしましょう。
5. デザートや甘い飲み物にも注意!
ベトナムのデザートや飲み物には、ココナッツミルクや砂糖がたっぷり使われていることが多いです。
- チェー(Chè、ベトナムのぜんざい):約200~400kcal
- ベトナムコーヒー(練乳入り):約150~250kcal
- 食後に甘いものを楽しむ場合は、量を控えめにしたり、無糖のお茶を選んだりするなど工夫しましょう。
ベトナム料理はなぜヘルシーだと言われるのか?
意外とカロリーが高いメニューもある中で、なぜベトナム料理は「ヘルシー」というイメージが定着しているのでしょうか。
- 豊富な野菜とハーブ: 他の国の料理に比べて、生野菜やハーブ(パクチー、ミント、バジルなど)を非常に多く使うのが特徴です。これらはビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、デトックス効果や抗酸化作用も期待できます。
- 油の使用量が控えめな調理法: 炒め物もありますが、蒸したり、生で食べたり、煮込んだりする調理法が中心です。揚げ物の頻度は比較的少ないです。
- 発酵調味料ヌクマム: 魚醤であるヌクマムは、旨みが強く、少量でも料理の味を引き締めるため、塩分を抑えつつ美味しく味付けができます。
- 米が主食: 麺類も米粉が主で、油で揚げた小麦麺に比べると消化に負担がかかりにくいとされます。
これらの特徴から、全体的に見ると栄養バランスが取りやすく、体に優しい料理と言えるでしょう。
まとめ:賢く選んで、ベトナム料理をもっと楽しもう!
ベトナム料理は、その豊かな風味と多様な食材で、私たちを楽しませてくれます。カロリーを気にするあまり、食べるのを我慢するのはもったいない!
今回ご紹介したカロリー目安やヘルシーに楽しむコツを参考に、賢くメニューを選んで、心ゆくまでベトナム料理の美味しさを満喫してくださいね。野菜やハーブの力を借りて、美味しく、そして健康的な食生活を送りましょう!