息止められる平均時間ってどのくらい?何秒以上なら「すごい!」って言われる?
テレビでプロのダイバーやアスリートが驚くような時間、息を止めているのを見ると、「自分はどれくらいできるんだろう?」と気になったことはありませんか?日常で意識することは少ない「息を止める時間」ですが、実は私たちの体にとって非常に重要な役割を果たしています。
今回は、一般の人が息を止められる平均時間や、どれくらいできたらすごいのか、そして息止めが体に与える影響について、分かりやすく解説していきますね!
人が息を止められる平均時間は?
一般的に、健康な大人が息を止められる平均時間は、個人差はありますが、約30秒〜1分程度と言われています。
もちろん、これは特別なトレーニングをしていない状態での目安です。リラックスしているか、緊張しているか、体調はどうかなど、その時の状況によっても変わってきます。
男性と女性で差はある?
息を止める時間には、性別による大きな違いはあまりないとされています。むしろ、喫煙習慣の有無や肺活量、そしてメンタル的な要素(どれだけリラックスできるか、我慢できるか)の方が影響が大きいと言われています。
何秒以上なら「すごい!」って言われるの?
- 1分以上: 一般の人にとっては、1分以上息を止められると「すごいね!」と驚かれるレベルです。普段から運動をしている人や、肺活量に自信がある人なら達成できるかもしれません。
- 2分以上: これを超えると、かなり肺活量が優れているか、水泳などのトレーニングを積んでいる人、または瞑想などで精神統一ができるレベルと言えるでしょう。
- 3分以上: 特殊なトレーニングや、フリーダイビングなどの専門的な技術を習得している人が到達できる領域です。無理な挑戦は危険を伴います。
息を止めるとなぜ苦しくなるの?
息を止めると、体の中では二酸化炭素が増え始めます。この二酸化炭素の増加こそが、「苦しい」と感じる主な原因です。
体が「息をしろ!」とサインを送るのに、私たちは「まだだ!」と我慢します。二酸化炭素の濃度が一定以上になると、体は「呼吸中枢」を刺激し、強く息を吸うように促すため、苦しさを感じるのです。酸素が足りなくなる「酸欠」も原因の一つですが、最初に感じる苦しさの多くは二酸化炭素によるものなんですよ。
息止めが体に与える影響
短時間の息止めであれば、特に問題はありません。しかし、無理に長時間息を止めようとすると、体にはいくつかの影響が出ることがあります。
- 酸欠状態: 脳への酸素供給が不足し、めまいや失神、意識障害などを引き起こす可能性があります。
- 血圧の上昇: 息を止めることで胸腔内圧が上がり、一時的に血圧が上昇することがあります。心臓に負担がかかる場合があるので注意が必要です。
- 集中力の低下: 酸素不足は、集中力や判断力の低下にもつながります。
安全な範囲での息止めであれば、肺活量のトレーニングになったり、水中でのリスク回避能力を高めたりする効果も期待できますが、決して無理はしないようにしましょう。特に、持病がある方や体調が悪い時は控えるべきです。
まとめ:安全に、そして楽しく挑戦しよう!
息を止められる平均時間は約30秒〜1分程度。1分以上できれば、周りからは「すごい!」と言われるレベルです。苦しくなるのは二酸化炭素が主な原因であり、無理な長時間息止めは体に負担をかける可能性があります。
もし息止めに挑戦してみたくなったとしても、決して無理はせず、体調と相談しながら安全に楽しんでくださいね!