「たけのこの里」本当に小さくなった?いつから?内容量が減った理由に迫る!
国民的お菓子のひとつ、「たけのこの里」。サクサクのクッキー生地とチョコレートの組み合わせがたまらない、多くの方に愛され続けるロングセラーですよね。でも、「あれ?なんだか昔より小さくなったような…」「内容量が減った気がする」と感じたことはありませんか?
実は、その感覚は間違いではありません! 今回は、「たけのこの里」の内容量が変化してきた歴史と、その背景にある理由について、詳しくご紹介します。
「たけのこの里」はいつから小さくなった?内容量の変化の歴史
「たけのこの里」は、1979年の発売以来、多くの人に親しまれてきました。しかし、その内容量は時代とともに少しずつ変化を遂げています。
- 発売当初(1979年): 初めて世に出た「たけのこの里」は、1箱あたり89gという内容量でした。
- 2008年: この時期に、内容量が77gへと変更されました。
- 2015年: さらに内容量が減り、70gとなりました。
このように、段階的に内容量が調整されてきたことが分かりますね。パッケージの見た目は大きく変わっていなくても、中身は少しずつスリムになっていたのです。
内容量が減ったのはなぜ?主な理由を深掘り
なぜ、長年愛されてきた「たけのこの里」の内容量が減ってしまったのでしょうか。その背景には、企業努力だけでは吸収しきれない、いくつかの経済的な要因が深く関わっています。
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原材料価格の高騰:
「たけのこの里」の主役ともいえるチョコレートの原料、カカオ豆の価格は、世界的な需要の高まりや、気候変動による不作などの影響で、年々高騰を続けています。その他にも、砂糖や乳製品など、お菓子作りに欠かせない様々な原材料の価格が上昇していることが、内容量調整の大きな理由となっています。
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包装資材などのコスト上昇:
商品そのものの原材料だけでなく、商品を包むパッケージや箱といった包装資材の価格も上がっています。さらに、製造に関わる燃料費や光熱費なども、コスト増の要因となります。
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物流費用の増加:
工場からお店まで商品を運ぶための物流コストも、人件費の高騰や燃料費の上昇により、年々増加しています。お菓子を消費者の手元に届けるまでのあらゆる費用が、最終的に製品の価格や内容量に影響を与えるのです。
これらの要因が複合的に絡み合い、企業としては、商品の価格を維持しつつ品質も保つために、内容量の調整という苦渋の決断を迫られることがあるのです。ちなみに、内容量の調整だけでなく、2023年には価格自体も引き上げられていることからも、コスト上昇の厳しさが伺えます。
私たちが感じる「変化」の背景
お菓子や食品の内容量が変わることは、「シュリンクフレーション」とも呼ばれ、私たちの生活の中で時折感じることです。これは、企業が品質やブランドイメージを維持しつつ、コスト上昇に対応するための戦略の一つと言えます。
消費者としては少し寂しい気持ちになるかもしれませんが、これは企業が私たちに美味しいお菓子を届け続けるための努力の表れでもあります。これからも、「たけのこの里」が多くの人に愛され続ける存在であってほしいですね。
まとめ:あの頃の味はそのままに、時代に合わせて変化するお菓子
「たけのこの里」が昔より小さくなったと感じるのは、気のせいではありませんでした。1979年の発売以来、2008年、そして2015年と、内容量が段階的に調整されてきた歴史があります。その背景には、チョコレートの原材料価格高騰や、包装資材、物流費といった様々なコスト上昇が大きく影響しているのです。
これからも、変わらない美味しさを楽しみながら、私たちの食卓に寄り添い続けてくれることを期待しましょう!