【ギモン解決！】山芋・長芋が紫色に変色！これって食べられる？鮮やかカラーのナゾと防ぐコツ
「せっかく山芋や長芋をすりおろしたのに、なんだか紫色になってきちゃった…これって食べても大丈夫？」
そんな経験、ありませんか？ 真っ白なはずの山芋が鮮やかな紫色に変わっていくのを見ると、ちょっとびっくりしますよね。でも、ご安心ください！ 実は、この変色は食べられないサインではありません。
今回は、山芋や長芋がなぜ紫色になるのか、そして美味しく安全に食べるためのポイントや、色が変わるのを防ぐちょっとした裏技まで、詳しくご紹介します！
なぜ？山芋・長芋が紫色になるナゾ
山芋や長芋をすりおろすと紫色に変色することがありますが、これは**ポリフェノールの一種「アントシアニン」**が原因です。
このアントシアニン、実は身近な食品にも含まれています。例えば、ブルーベリーやナス、紫キャベツなどが鮮やかな紫色をしているのは、このアントシアニン色素のおかげなんですよ。
山芋や長芋には、もともとこのアントシアニンと、それを酸化させる**「ポリフェノール酸化酵素」**が含まれています。すりおろして空気に触れることで、これらの成分が反応し、紫色に変化するんです。まるで科学実験みたいで面白いですよね！
紫色になった山芋・長芋、食べても大丈夫？
結論から言うと、はい、食べられます！
紫色に変色した山芋や長芋は、体に害があるわけではありません。味や風味も特に変わりませんし、栄養価が損なわれることもないので、安心して美味しく召し上がっていただけます。
変色は、あくまで天然の成分が空気に触れて起こる自然な現象なので、品質が落ちたわけではありません。見た目が少しユニークになるだけ、と捉えて大丈夫です。
紫色を防ぐ！ちょっとした変色対策
せっかくなら、やっぱり白いトロロを楽しみたい！という方のために、紫色への変色を抑える方法をいくつかご紹介します。ちょっとした工夫で、見た目も美しいトロロに仕上がりますよ。
1. 酢水に漬ける
すりおろした山芋や長芋を、薄い酢水にサッとくぐらせるのが最も効果的な方法です。お酢の酸性が、変色の原因となる酵素の働きを抑えてくれます。
- やり方:
- ボウルに水と少量の酢（水200mlに対して酢小さじ1/2程度）を用意します。
- すりおろした山芋・長芋を酢水にサッと浸し、すぐにザルにあげて水気を切ります。
- これで変色をかなり抑えられます。
2. 手早く調理する
空気に触れる時間が長ければ長いほど、変色は進みます。すりおろしたらできるだけ早く調理するのがおすすめです。食べる直前にすりおろすのも良いでしょう。
3. レモン汁や柑橘系の汁を加える
お酢と同様に、レモン汁やカボス、すだちなどの柑橘系の汁を数滴加えるのも効果的です。酸味で酵素の働きを抑えることができますし、風味のアクセントにもなります。
4. 金属製のおろし器を使わない
金属製の特に鉄製のおろし器を使うと、金属イオンとポリフェノールが反応して変色が進みやすいことがあります。できればプラスチック製やセラミック製のおろし器を使うと、変色を抑えられます。
まとめ：紫色の山芋は「おいしい安全」の証！
山芋や長芋が紫色に変色するのは、ポリフェノールによる自然な現象であり、品質に問題はありません。 安心してそのまま美味しく召し上がってくださいね。
もし白い状態を保ちたい場合は、酢水にサッと浸すのが最も効果的な方法です。手早く調理したり、柑橘系の汁を加えたりするのもおすすめです。
この情報が、あなたの山芋・長芋ライフに役立てば嬉しいです！