お宝が眠っているかも!骨董品の価値を左右する3つのポイント
ご自宅に眠っている古い掛け軸や陶器、もしかしたら高価な「骨董品」かもしれません。でも、「これって本当に価値があるの?」と、素人目には判断が難しいですよね。
骨董品の価値は、専門家によって様々な視点から評価されます。今回は、その中でも特に重要とされる、価値を左右する3つのポイントを分かりやすくご紹介します。
1. 「作者」や「制作年代」から見る希少性
骨董品の価値を決める上で、最も重要な要素の一つが「希少性」です。
有名作家の作品:
著名な画家、陶芸家、工芸家など、世に名を馳せた作家の作品は、その数も限られているため、高い価値がつきます。
作品に刻まれた「落款(らっかん)」や「銘(めい)」と呼ばれるサインや刻印が、本物であることの証明となります。
制作された年代:
古い時代の作品ほど、現存している数が少なくなるため、希少性が高まります。
特に、時代の転換期に作られたものや、その時代特有の技術が用いられた作品は、歴史的価値も加わり、高値で取引される傾向があります。
2. 「保存状態」の良さ
どんなに価値のある骨董品でも、状態が悪ければ評価は下がってしまいます。
傷や汚れの有無:
欠け、ひび割れ、シミ、虫食い、カビなどは、査定額に大きく影響します。
一見、目立たないような小さな傷でも、プロの鑑定士は見逃しません。
付属品の有無:
骨董品を購入した時についていた「共箱(ともばこ)」や「鑑定書」などの付属品は、その品物が本物であることの重要な証明となります。
付属品が揃っているだけで、査定額が大幅にアップすることもあるので、大切に保管しておきましょう。
3. 「市場の需要」と「流行」
骨董品の価値は、常に変動する「時価」です。
人気の有無:
その時代や市場で人気のある骨董品は、需要が高まるため、高値で取引されます。
逆に、今は人気がなくても、将来的に再評価されて価値が上がる可能性も秘めています。
素材の価値:
金、銀、翡翠、象牙など、希少な素材が使われている骨董品は、素材自体の価値も加わり、高額になる傾向があります。
まとめ:素人判断は危険!まずはプロに相談を
骨董品の価値は、今回ご紹介した3つのポイント以外にも、様々な要素が複雑に絡み合って決まります。
「これは偽物かな?」「たいしたものじゃないだろう」と自己判断してしまうのは、非常にもったいないことです。
「もしかして…」と思ったら、まずは信頼できる専門の鑑定士に相談してみましょう。あなたの家のお宝が、眠っているかもしれませんよ。